独断と偏見のチラシウォッチャー

なぜか子どもの頃から朝の朝刊のチラシ(広島県人なので、新聞と言えば中国新聞です)を見るのが好きでした。
スーパーのチラシとかでそのチラシにのってるお菓子が買ってもらえるとか思い込んでて、
一切買ってもらえなかったのがいい(?)思い出Σ(゚Д゚;)
大人になってまさかそんなチラシに関わる仕事をするなんて、そのときの私はまだしらなかったのだ(続く)

そんな訳だかどんな訳だか今でも寝ぼけてない朝は、毎日相変わらずの中国新聞でチラシチェックをしております。
さすがに今は買ってもらえそうなお菓子を見ている訳ではなくて、色味とかレイアウトとか、このチラシがこの見せ方に落とし込まれるまでの、クライアント様と制作の起きたかもしれないあれやこれやといった、やり取り部分等妄想していると楽しいです(←変な趣味)

最近驚きだったのがこちらの田中学習会の合格祝いチラシ。


©Ellora/田中学習会

何がすごいって斜めなんですよこれ、斬新だ〜
注目させたいときに斜めを使うってのは本当によくやる手法で、斜めにするって事自体は珍しくもなにもないんですが今回メインになるのは合格報告。
生徒さんの文字と写真をとにかく読ませるのがこのチラシのミッションになります。
全体の造り自体もキレイで色合わせもよくて、もう何もしなくても正解の出来上がりになっているのです。
実は内容が何かを読ませる目的のものを斜めにしたとき、どうしても読めない部分が出てきてしまうので、犠牲になる部分が多すぎて、やってみたくても出来ない事がほとんどなんですよね。


©Ellora/田中学習会

でもその為に誰もやらないから、実際やってあるととても斬新。
クライアント様の英断もすごいですね。
一部犠牲になる部分があるとしても、内容も読みやすくて、とてもよいデザインになってると思います。